『DRAWING ドローイング』鈴木 ヒラク

発行:左右社 2023年9月15日 4865283846

類書なきドローイング原論!
ドローイングとはなにか? いまなぜ、ドローイングは世界的に重要視されているのか?
その答えは、描かれたラインを「チューブ」として捉えたときに見えてくる──

国際的に注目されるアーティスト・鈴木ヒラクが書き下ろす渾身の〈ドローイング原論〉。

・描く/書くことは、この世界に生きることそのものである
・宇宙は無数の線の束であり、人類もまた洞窟壁画の昔からドローイングし続けてきた
・人類だけでなく、虫も鳥も植物も、石や天候、天体もこの宇宙に線を描いている
・ラインは分割と分断を生む、だがチューブは空間と時間を接続し、関係させ、交通を生む
・ルネッサンス以来、ドローイングはペインティング(絵画)に比べ、不当に評価されている
・ドローイングとは、いまここにある未知を発掘することである
・線をたどりなおすとき、未来にも過去にも私たちは触れることができる
・この世界にあふれるあらゆる痕跡は、未知へと飛び立つための滑走路だ
・HIP HOPなどの音楽、ダンス、ラップ、写真、都市論、子供の遊び、漫画、農耕、登山、医療から教育にまでドローイングの可能性は拡張する